ある朝、人間の子どもがシマウマのしまこさんに尋ねました。「ねえ、きみって白いしま模様のある黒い馬? 黒いしま模様のある白い馬?」
小さい頃から生き物好きの長男が、自ら選んで、読んでくれた絵本です。
「ねえ きみって しろい しまもようのある くろいうま? それとも くろい しまもようのある しろいうま?」
と、人間の子に聞かれて、しまうまのしまこさんは、今までそんなこと考えたことなかったと、悩みます。
朝ご飯も途中で考えてると、きりんがやってきて・・・???
動物園で飼育係をやっていたという、あべ弘士さん(「あらしのよるに」で有名ですね)の、壮大なサバンナの絵が、想像力をかき立て、生き物好きはもちろん、そうでない人も充分見ごたえがあります。
答えが示されないラストも、味があって好きですが、さすが長男!「動物のことならまかしとき!」と答えを教えてくれました。
(前者なんだって?!「どうぶつ奇想天外」でやっていたそうです。)他にも、ライオンのオスは狩りをしないこと、きりんやくろさいは食べないことなどを、得意げに教えてくれました。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳)
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