「こら―――――!! なに? この部屋は! かたづけなさい! ぜーんぶ すてちゃうからね!!」おかあさんは、いつもおこってばかりいる。朝から晩までずーっとおこっている。だから本当におこりんぼうせいから来た「おこりんぼうせいじん」じゃないかと思う。おこって、子どもたちにいうことをきかせて、いつか地球を征服するつもりなのかもしれない。
「どう? かたづいた?」おこりんぼうせいじんが、ぼくの部屋に入ってきた。ところが、友達がこわしたおもちゃを、「どうして大事にしないの!」って、人の話も聞かないで、またおこった。ぼくは頭にきて、お母さんが謝るまで、絶対部屋からでないことに決めた。ところが、だれかと電話しているお母さんの話を聞いて、ぼくはおそろしくなった。もしかして……おかあさんは、本物のおこりんぼうせいじんなの!?
おこる親、おこられる子ども、それぞれの気持ちをユーモアいっぱいに描いた一冊。
親子ともども大好きな作者のスギヤマさんが
自伝ですって言っていたので
気になって読みました。
まさに、私のこと!でした。
本当におこりんぼ星人です、私。
でも、この本を親子で読んで笑って
なんだかちょっと救われました。
今年は怒りんぼ星人、少しは
怒らないようにしようかなと思いました。 (はっしゅぱぴーさん 30代・ママ )
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