
福島原発の事故の後、水道水やほうれん草にヨウ素が検出され一時騒がれました。
「直ちに影響がない」という言葉が繰り返されましたが、本当のところはどうなのだろう?というのがとても気になり、その時から勉強を始めました。
昨日、今まで読んだ放射能・原発・原爆関連の本を数えた三十冊を超えていました。
現在、松本市長で現在松本市長をされている菅谷さん。
チェルノブイリの医療に携わられたこともあり、松本市では給食の内部被ばく0を目指されているそうです。給食を心配して、松本市へ引っ越される方も多いと聞いています。
親が子どもの命を守りたいと思う、もちろん放射能からも。それは当然の気持ちであると思います。
それでも、スーパーで売られてるものは安全だし、放射能に気をつけようとすると、気にしすぎと言われます。
私たちは原発のある国でありながら、何の知識も持ってきませんでした。それは自治体もしかりです。
>食品は、安全性がはっきりしていなければ、口にする気分になりません。これは風評被害ではなく、「安全なものを食べたい」という、人として当たり前の欲求です。
とこの本の中にはあります。
気にしすぎと言われともすると、気持ちをわかってもらえないだけでなく、説得されてしまう私のような親にとってはとてもありがたい言葉です。
文中の言葉には、大きくうなずける箇所が何箇所もありました。
菅谷さんは、今、食の不安におびえる多くの母親たちの味方のような人。
チェルノブイリのことから謙虚に学ばなくてはいけないと私も思います。
本当のことがまだ後出し小出しにされる中、子どもたちをどうしたら守っていけるのか、一人ひとりの親が真剣に考えなくてはいけないと思います。
そんな時に参考になる一冊だと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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