
フィンランド政府児童文化賞受賞。
子うさぎ君は、ピョンピョン学院に入学しましたが、後ろ足に障害があり、跳べるようになりませんでした。 でも、強い前足のお蔭で、みんなを助けることができます。亀を高い所に引き上げて、 あこがれの地平線を見せたり、年老いたうさぎが車にはねられないように、トンネルを掘ったり。 そして、とうとう、助けたうさぎの背中に乗って・・・・・・。

5歳と8歳の姉妹に読み聞かせしましたが、最後まで飽きずに聞いてくれました。
教育熱心なお母さんと、後ろ足がうまく動かずきれいに跳べない落ちこぼれの「子うさぎ君」の物語。
以下本文より、
「このお母さんうさぎは教育に熱心でしたから、ずっと前から、子うさぎが生まれたら、有名なピョンピョン学院に入れようと思っていました。」
しかし、ピョンピョン学院に入学した5羽のきょうだいうさぎのうち、「子うさぎ君」だけが、後ろ足が全然動かずに、きれいに跳ぶことができません。
先生にもお母さんにもがっかりされてしまい、子うさぎ君はうまく跳べない自分のことがとても悲しくなります。
もちろんお母さんうさぎは、子どもたち全員を愛しているのですが、子うさぎ君は「どうして自分だけ他のうさぎのようにきれいに跳べないんだろう」と深く心に傷を負い、それを抱えたまま大きくなります。
そして、「安らぎの木」と呼んでいる木だけが友達になるのです。
このような、悲しみを持った子うさぎ君が、どうやって希望の方に歩き出すのか、というお話です。
私が読み聞かせた8歳の子は、小学校で九九が覚えられなくて、みんなより自分はできない、と悩んでいる子でした。だから、みんなと違ってもいいんだよ、というメッセージも密かに込めて読んであげたのですが、読み終わると5歳の妹ちゃんの方が、
「子うさぎ君後ろ足動かなくてもこんなに色々できてすごいね!!!!」と大きな声で言って、嬉しかったです。
すごく優しい絵とともに優しい視点で描かれているので、多くの人に救いになると思います。私自身も子うさぎ君に励まされました。
絵は、さすが北欧フィンランドで、とてもセンスが良く美しいので、ママはそちらにも注目です。 (絵本好きベビーシッター猫さん 20代・その他の方 )
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