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冷たい風が、ムーミン谷をふきぬけました。 ムーミントロールは、なんだかさびしくて、変な気持ちがします。 おまけに友だちのスナフキンが、「春のいちばん初めの日」に帰ってくると約束して、 旅立ってしまいました。 ムーミントロールは、悲しくなって考えました。 「ぼくがさびしいのと同じくらい、スナフキンもさびしがっているのかなあ?」
友だちを大切に思う気持ちを描いた、ムーミン谷を舞台にした物語絵本です。
ムーミンをよく知らない娘のために(そういう世代じゃないですものね)
図書館から借りてきたのですが、素敵!「欲しいものリスト」の中に
入れました。何が素敵って、色合いが素敵なのです。
私がむかーしから持っている「カラーテレビ版ムーミン名作絵ばなし」
とは全く違います(こちらはこちらでレトロで味わい深くもあるのですが)。
なんだろう?北欧ってきっとこんな色味なんだろうなって感じなのです。
北欧の冷たい空気の匂いが漂ってきそう。
ムーミンパパは、このご時世のせいか、もうパイプはくわえていない
ようです。それからフローレン・・ノンノンじゃないんですね。
・・実は私は、ムーミンのことをずうううっとカバだと思っておりました。
妖精だったのか!「トロールっていうくらいだもの」と夫に言われ
納得した次第です。
物語もいいお話だったなあ。旅人であるスナフキンは元々好きだった
のですが、粋です。あのお手紙と小さなプレゼント!いっそう惚れました。
娘はミイがおもしろいと言って喜んでいました。うーん、いい趣味してるわ(笑)。フィンランドにも行きたくなります。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子4歳)
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