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死んだ人が生き返る!?
帰命寺横丁からあらわれた幽霊の女の子。気がつけばクラスの一員だった!!
祈れば生き返ることができる「帰命寺様」から、くりひろげられる柏葉幸子の大ファンタジー!
祈ると、亡くなった人が生き返ることが出来る「帰命寺」様。
その「帰命様」に運命的に巻き込まれ、関わっていく少年カズを軸に、生きるという事とか、この世に「いる」というへの問いかけが綴られていきます。
「北の小京都」と呼ばれる、海が遠くない町。
小学校5年生の夏休み。
生き返ってくる人。
読み始めてすぐに、カズの暮らす世界がクッキリと立ちあがり、謎解きのような話の筋にグイグイ引き込まれます。物語の中で語られる、もう一つの物語も読み応えがあります。
一息に読み「面白かったぁ…」とつぶやいてしまいました。
複雑な構造でありながら、サラリと一気に読み通させる力のある、そしてとても爽やかな…静かにパワフルで奥深い一冊でした。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子10歳)
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