明治38年、井上清少年は札幌時計台の前にたって将来、この時計の機械を弄れるようになりたいと夢見ていました。時計職人になった井上少年は、いろいろな店で時計の勉強をして、ついに“時計台のお医者さん”になりました。時代が変わり、街が変わっても、何十年にわたって時計台を守ってきた井上さん親子と札幌時計台の物語。
私が実際に時計台を見たとき、思ったより小さいなと感じました。本当に、まわりのビルの谷間にありました。とても有名なのに、意外な感じがしたものです。
その理由が、この絵本でよくわかりました。
井上少年が、時計台を見上げる場面に、しみじみしました。この日から、いまの時計台があるんだなと思いました。
今度、時計台をみることがあったら、もっとじっくり見上げようと思いました。
時計台の建物の中のようすも、よくわかっておもしろかたです。 (どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子11歳、)
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