なんで「ふうせんクジラ」っていうの? それは、前作を読んでみればすぐにわかります。20年以上にわたって愛されてきた名作『ふうせんクジラ』は、作者渡辺有一さんの記念すべき絵本デビュー作。大きな大きなクジラが広い海や町の上を悠々と飛ぶ姿は鮮烈で、一度読んだら忘れられない絵本の一つです。 そのボンにまた会える!!ワクワクして中を読んでみると、今度のボンは氷の海をさんぽしています。そこへみんなを乗せた遊覧船が遊びにきます。「やあ ボン、げんきかい?」 ところがその後、大きな氷山が割れ始めるのです。「たいへんだ。はやく船長さんにしらせなくっちゃ!」大きな危機がせまっています。そこでボンがとった行動とは・・・? 前作同様、今回も圧倒的なスケール感で描かれているのはクジラのお父さん、お母さん、そして仲間たちが一斉に泳ぐ場面。自由で大らかなお話の展開が魅力的なのは勿論ですが、私がこのシリーズが好きな一番の理由は、こういった理屈を超えて印象に残るシチュエーションがあるところ。絵本を読んでいてドキドキできるのは、子どもにとっても、大人にとっても、一番の喜びに違いありません。是非、前作と合わせて楽しんでみて下さいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
クジラの子・ボンの目の前で、大きな氷山が割れ、そばを通っていた遊覧船がピンチ! 乗客のみんなを助けるため、ボンは仲間達を引き連れ、大救出作戦を開始します。「よい絵本」に選定され、20年以上にわたって愛されてきた名作、『ふうせんクジラ』のボンが、今回も大活躍します。
<ここがポイント> ・1989年発売のロングセラー絵本の第2弾です。 ・クジラと人間の、ほのぼのしたふれあいを描きます。 ・夕日に輝く大海原とクジラの隊列が、壮大な美しさです。
1989年の発売以来、今も読者に愛されている『ふうせんクジラ』の第2弾です。前作で町の人たちに助けてもらったクジラのボン。今回のお話では、町の人たちの危機を、逆にボンが大活躍で助け出します。心優しい人間とクジラの、ほのぼのとした交流のお話です。
クジラの子ボンが大活躍する絵本です。
氷の海で遊覧船が…!!ボンは遊覧船を助けるためにお父さんや仲間のクジラを呼ぶのですが息子は真剣な顔をしてハラハラドキドキ話しに夢中のようでした。
とてもいいお話しで心があたたまりました。
最後にはクジラのご飯はオキアミ?オキアミって何?息子の興味が感動からオキアミになってしまいましたが…1つ物知りになれたかな。 (若ゴボウさん 30代・ママ 男の子4歳)
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