1860年3月、あれくるう南半球の海上で、1そうの船がさまよっていた。船の名はスラウギ号。乗船者は15人の少年だけ!―漂着したのは名も知れぬ無人島だった。なにもない島の中で、知恵を出して合って生きぬかなければならなかった。感情の対立や助け合う心を、少年たちの共同生活を通して描くと、胸ときめかせる長編冒険小説。
小学生の頃、寝る前に母が枕元で毎晩少しずつ読んでくれた物語です。
とても楽しみに聞いていた記憶があります。
こちらは、那須辰造/訳、金斗鉉/絵の青い鳥文庫版。
8歳から14歳の少年15人の乗った船が遭難し、無人島で2年間生きぬくお話です。
未開の自然と格闘したり、集団生活のルールを作ったりしながら、少年たちは人間的に大きく成長し、無事に救出されます。
登場人物は多いですが絵で紹介されていますし、挿し絵もお話にちょうど良くわかりやすかったです。
19世紀の作品を今でも心躍らせて読むことができました。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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