森の小さなお裁縫屋さんに住む、子鹿の三姉妹のお話。 まんなかの「じじっこ」は、げんきな力もちです。 いつものようにお母さんの手伝いをしていたじじっこは、倉庫で配達の手押し車を見つけました。 お客さんに届ける品物の箱がいくつも入っています。 「わたし、はいたつに いってくる!」じじっこは外へ飛び出しました。
丸い箱には、じじっこのお母さんがプードルさんのために作った、ピンクのお花のブローチ。 四角い箱には、ふくろうさんのコック帽。 みんながよろこんでくれて、じじっこも、とってもうれしそう。 夕暮れが近づき、あたりはだんだん暗くなりますが、まだ、さいごの配達が残っています。 じじっこが山の上をめざして、いっしょうけんめい、車を押してあがろうとしていると、おやおや、いつのまにか森の動物たちがやってきて・・・たどり着いた山のてっぺんでじじっこが見たものは?
星が輝く夜空の下、あたたかそうな色の灯りに照らされた、ステージの動物たちは晴れやかな顔。 じじっこががんばって配達をしたおかげです!(さいごは何を届けたのかな?)
「ちいさなちいさなポコポコ絵本シリーズ」で人気の作者、さかいさちえさん。 子鹿三姉妹シリーズは、しっかり者の長女かじっこ、のんびりやさんの末っ子こじっこのお話もありますから、あわせて楽しんでくださいね。 お手伝い好きの女の子たちに、おすすめですよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
森の小さなお裁縫屋さんに住んでいる、 こじか三姉妹のやさしくてかわいいお話。 今回の主人公は、元気いっぱい力持ちの にばんめのお姉さん、じじっこ。
ある日、じじっこは、お裁縫屋さんのお店の 倉庫で、たくさんのお届けものの箱を見つけます。 忙しいお母さんのお手伝いをしようと、 じじっこは、配達に出かけました。
丸い箱、四角い箱、大きな箱、小さな箱…。
はこの中には、一体、どんなお届けものが はいっているのでしょう?
頑張り屋さんのじじっこを応援するために 森の動物たちも大活躍。 じじっこは無事に全部のお届けものを 届けることができるかな。
配達をがんばるじじっこ。
ちからもちのはずが、森のてっぺんまでの坂道は
ひとりでくるまを押して行けません。
どんどん、後ろからあつまった動物たちに
背中を押してもらい、荷物を届けることができました。
そこには動物たちの舞台があり、
太鼓をたたいたり、笛を吹いたり楽しそう。
帰り道、うたを歌いなから帰るしじっここを
おかあさんが迎えに来ます。
息子に「じじっこちゃんは、何のうたを歌ってるのかな?」と聞くと、
ぞうさんのうたを歌ってくれます。
今まで、自ら歌を歌おうとしなかったんですが、
これをきっかけに、時折、歌うようになりました。
絵本の効果って凄いですね。
じじっこちゃんに感謝です。 (ほだぴょママさん 40代・ママ 男の子2歳、)
|