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はじめての哲学 哲学してみる

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  • 絵本
  • 児童書
文: オスカー・ブルニフィエ
イラスト: ジャック・デプレ
訳: 藤田 尊潮
監修: 村山 保史
訳: 村山 保史
出版社: 世界文化社 世界文化社の特集ページがあります!

税込価格: ¥2,090

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作品情報

発行日: 2012年05月
ISBN: 9784418125005

A4変型判 80ページ

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担当編集者の方にインタビュー!

みどころ

「哲学」と「絵本」。
そんな組み合わせってありえるの?だって哲学って言ったら、やっぱりちょっと難解なイメージがあるし・・・
第一絵本で哲学の何をつたえてくれるんだろうって思いますよね。
でも、この表紙の絵にはかなり興味を惹かれてしまいます。

中を開いてみれば、やっぱり今まで見た事のない、経験したことのない絵本。
その内容にあっという間にひき込まれていってしまいます。
例えば「自由」という言葉と「必然」という言葉がイメージを喚起させてくれるイラストと一緒に並んでいます。
「うーん、二つの違いはなんだろう。断然自由の方が好きだけど・・・」と考え始めると、
「必然を考えることなしに 自由は存在するのでしょうか」とくる。そこには、金魚鉢を飛び出した金魚の絵。
あれ?なんか頭の中がぐるぐるしてきたぞ。
そうすると、そのぐるぐるを整理してくれるような、或いは更にぐるぐるさせてくれるような解説が入るっていう流れ。
他にも「有限と無限」とか、「存在と外見」、「わたしと他者」などなど。
そう、どれも反対の言葉が並んでいるのです。
何かを考えるということは、反対のものを考えるということを含んでいる・・・ということで、この本は
そうした反対のことを立ち止まって考えながら、いつのまにか「哲学をする」体験をしてしまっている絵本なのです。

なるほど!哲学って、もしかしてもっと身近なもの?
こんな風に一つの物事を二つの側面から考える習慣があったら、子どもの頃、学生の頃、もっと楽に、そして自信を持って生きられたんじゃないかなあ、と思ってしまうのです。
だからこの本を自分自身で充分に楽しんだ後は、かみくだきながら息子と一緒に考えてみようと決めました。

先に発売されている同じシリーズの『愛すること』『生きる意味』は、もっと具体的な経験と重ねあわすことができて、みんなでわいわい楽しめる2冊です。
フランスでは数々の賞を受賞し、世界19カ国で翻訳され、シリーズ累計部数30万部を超える大人気絵本がいよいよ日本にも登場、ということだそうで。素直にこの絵本に出会えたことが嬉しくなります。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

はじめての哲学 哲学してみる

出版社からの紹介

哲学をイラストととともに考える、まったく新しい、世にもかわいい哲学絵本、登場!
あなたの「軸」をつくる、あなたの哲学。ちょっと立ち止まって考えたいときのおすすめ本。

【担当編集者からオススメの一言】

フランスで権威ある賞を多数受賞し、
世界19か国で翻訳されている話題の哲学絵本です。

本書は、大哲学者の言葉から学ぶ・わかる哲学本とは異なり、
自分で哲学することを助けてくれる、まったく新しい哲学本。
なかでは哲学的な12の大テーマを「理性と情動」「肉体と精神」など
対立するものの見方を通して考えます。
やさしい文章と、キュートで意味深なイラストは、
わたしたちの理性と感性に同時に作用して、
あれこれ考え始めずにはいられません。

答えは出ても出なくてもOK。
あれこれ考えることを楽しんでこそ哲学です。
これはあなたらしさを尊ぶ本。ちょっと立ち止まって考えたいとき、
変化したいと思うときに、おすすめです。

ベストレビュー

おしゃれに哲学

 そもそも哲学って何?哲学を学ぶと、何の役に立つの?というのが、私のレベルです。
 そんな私でも、ちょっと楽しく読めました。全身タイツのキャラのおかげで、難しい言葉の意味が、なんとなくわかるような感じです。キャラのポーズや小道具にも凝っていて見飽きません。

 いろいろな考え方がありますが、どれが正しくて、どれが間違いということはありません。じっくり「考える」ことが、大切なんだなと思います。

 おしゃれでかっこいい絵本です。
 
(どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子11歳)

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