まだ雪の残る朝、冬ごもりから目覚めてしまったクマの仔コロンは、春を探しに。道に迷ったコロンにやさしくしてくれたマロンちゃん。春になって雪が解け、足跡が消えると、マロンの家がわかりません。どうやって探そう!?
主人公の子熊コロンくんは、冬ごもりの途中で目が覚めてしまいました。
春の匂いに刺激されてしまったのです。
匂いに誘われて雪の上を歩くと、足跡が残ります。
これなら、迷子にならない。
コロンくんは、気持ちの向くままに歩き続けました。
ところが、調子に乗って歩き続けたのがいけなかったのでしょうか?
はっと気が付くと夜になっていて、帰り道が分からなくなっていました。
そのとき。
ポ。
向こうの方で、黄色い星が灯りました。
その黄色い星は実は家で、マロンちゃんという子熊の女の子が住んでいました。
コロンくんがピンチになると、大丈夫なことが必ず起こります。
現実の世界では必ずというわけにはいきませんが、失敗を恐れて逡巡している時にこの絵本を読むと、勇気が湧いてくるかもしれません。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子18歳)
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