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わたしがいれば だいじょうぶだよ
文句屋のふくろうくんと小川に行ったのうさぎさんは、そこで着ていたチョッキをなくしてしまいました。文句ばかりのふくろうくんですが、たった一着しかないチョッキをなくしてしまったのうさぎさんを見ていたら…。
鏡を床に置いたら、見えるのは天井でしょう。
次に覗き込んだ自分の顔。
鏡を湖のようだと例えるうさぎさんの感性にひかれました。
でも、くまさんとおおかみくんは、見たくない自分を見てしまったようです。
映った自分を認められないと同時に、そんなものを見せるものに腹を立ててしまったのです。
自分で思い描いているより、自分は情けない存在なのでしょうか。
日ごろ鏡を見てうっとりしている人、見た目を気にする人には、理解しにくいことかも知れません。
でも、うさぎさんは、くまさんとおおかみくんに、ほんものの湖を見せることで、ふたりの気持ちをほぐすことができたようです。
美しい自然を映す水面は、映る自分の気持ちを大きくしてくれます。
今度、鏡を床に置いて、自分がどんな気持ちになるか、確認して見たいと思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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