ある雨の日。かさを忘れたバクくんに、知らない誰かが、かさみたいなはっぱをかしてくれました。ちゃんと返さないといけないし、「ありがとう」も伝えたい。でも、どうすればいいのでしょう。子供の興味をひく、遊び心のあるシンプルなイラスト。そして、おもいやりの心を考えさせるストーリーは、親子で読むのにおすすめの一冊です。「第1回えほん大賞」大賞受賞作品。
雨の季節に読みました。やさしさの連鎖が続くほのぼのとしたお話で、シンプルなかわいい挿絵にも癒されました。
傘を忘れてしまったバクくんは、持ち主の分からない「かさみたいなはっぱ」のおかげで濡れずに家まで帰ることができました。そのあと持ち主を何日も何日も探すバクくん。その健気さになんだか少しせつなくなりました。
でも、誰かにしてもらった「しんせつ」のお礼は、ちがう誰かにしてあげればいいんだということに気づき、傘がなくて雨宿りしている誰かに自分の傘を貸してあげます。
人の為に何かをできた日、嬉しくてわくわくしてしまう気持ち分かります。見返りを求めるのではなくて、素直に人の喜ぶことをしたいと思えることはとても大切なことですね。 (ouchijikanさん 40代・ママ )
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