おかっぱでほっぺの赤い女の子、ヤンカが人形劇を始めます。お客さんは、いぬのポチカと、ねこのミケカ、それにことりのピピカです。人形劇の主人公は、むかしむかしお城に住んでいたヤーンカ姫。お城にはママンカという魔女も住んでいて、いつもヤーンカ姫のことを「ダメ ダメ ダメ」って怒ってばかり。そこである日、ヤーンカ姫はお城を出て旅に出ることに。お供はいぬのポーチカと、ねこのミケーカ、それにことりのピーピカです。そう、お客さんも一緒に参加の人形劇。魔女ママンカの誘惑にも負けず一行は進みますが、なんだかあまーいかおりがしてきて、ママの呼ぶ声が...。 ポチカ、ミケカ、ママンカなんて名前に(後ろに「カ」を付けただけなのに)異国情緒がただよいます。どいかやさんの優しいイラストもとってもお洒落です。 なんとも安らかで微笑ましいひとときのお話。こんなひとときのために私たちは生きているのかもしれませんね。 時間に追われ、慌ただしい毎日に、ほっとひと息のひとときを運んでくれる絵本。親子で、そして大人の方にもおすすめします。
(金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)
人気絵本作家どいかやの新作絵本。動物たち相手に人形劇を始める女の子ヤンカ。 動物たちも次々に人形劇に参加していくと、ママンカという魔女が誘惑してきて……。 とてもチャーミングな登場人物たちが人形劇を舞台に繰り広げる微笑ましいお話。
サイン本として、絵本ナビで購入しました。
まず、絵がいつも通りですが可愛い!
使用している紙も普段使っている紙ではないのも良い。
和紙(?)っぽかったです。
ヤンカという女の子の人形劇に3匹のお客さんが来るのですが、
お客さんまで人形劇に参加するのです。
他の方もおっしゃっているのですが、劇中の名前が面白いのです。
ヤンカの凝った人形劇は、なんだか真似したくなります。
背景まで可愛く、1枚ずつ描かれていますし、人形も可愛くて
本当にこんな人形劇があったら、私も見てみたいです。
お話の終わり方もなんだかホッとする。
読んだ後は心があたたかくなります。 (クック♪さん 10代以下・その他の方 )
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