リュウタのお父さんが、古道具屋さんで大きなカメラを買ってきました。リュウタは、初めてみるカメラに興味津々。カメラの使い方をみてみると……。(1)とりたいものにカメラをむけて「トッテ・トッテノ・トッテーナ!」と呪文を唱える。(2)カラコロロンと鐘がなる。(3)10かぞえると写真が出てくる。
早速カメラを使ってみたくなったリュウタとお父さんは、街へ出かけました。まずは、ケーキ屋さんにカメラを向けて写真を撮ります。10秒後に出てきた写真には、おいしそうなフルーツケーキだけが写っていました。次に、縁日に行ってお面屋さんのお店を撮ると、出てきた写真には店主の顔だけが写っていました。それから、動物園に行ってキリンを撮ると、出てきた写真には鳥の姿だけが写っていました。最後に、リュウタはお風呂場の鏡に写った自分を撮ってみますが、その写真に写っていたのは……!?
本当にこんなカメラがあったらおもしろい! 夢が広がる絵本。
リュウタのお父さんが近所の古道具屋さんで買ってきたのは、古くて大きな四角いカメラ。
呪文を唱えれば「カラコロロン♪」と音が鳴って、10数えて待つと写真が出てくるといいます。
しかも撮れる写真は一日四枚だけ。
写真を撮ってみたくなったリュウタは、お父さんと散歩に出かけますが…?
リュウタが写真を撮っても、出てくるのはどこかへんてこりんな写真ばかり。
絵本を読み進めていくと――なるほどー、不思議なカメラにはそういう仕掛けがあったのかと納得。
撮ろうと思った写真とは違いましたが、どれも味がある写真ばかりで素敵でした。
こんなカメラが一台あったら、すごく楽しいでしょうね。
リュウタならきっと、このカメラと仲良く付き合っていけるはず。
不思議なカメラの秘密、知りたくありませんか? (ひだまり☆ははさん 30代・ママ 男の子12歳、女の子8歳)
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