のりもの絵本で人気の間瀬なおたかさんの今度の新作の主役はゆうびんやさん。 やまおくむらのゆうびんやさんはバイクに乗ってどんなところに手紙を届けに出掛けます。今日の配達、最後に残った一枚の住所はとっても山奥深いどんぐりやま。ちょっと不思議な手紙です。 そんなところにも家はあるのかな・・・でも住所が書いてあるからにはちゃんと届けなくては。やっと届け先に着いてみると・・・。 やまおくむらの大雪と言い、村の親切なゆうびんやさんと言い、何だかとってもタイムリーで気になる内容!? 不思議な手紙の宛先人とその内容もとっても気になりますよね。そんな期待を裏切らないハートフルな展開になっていますよ。寒い冬の季節の中、一足先に心が暖かくなりそうです。 最後は見開きの大きなページになるしかけもあります。 同じ様な手紙を誰かさんにも出してあげたくなっちゃうかも!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
封筒に書かれた見知らぬ住所。郵便配達のおじさんが動物たちに尋ねながら山奥へ入っていくと、春をまちわびたくまがいました。季節を感じるお話です。
2歳9ヶ月の息子に読んでやりました。郵便やさんが、山奥の山奥に一通の手紙を届ける様子を記したものです。目的の地にたどり着くまで、様々な動物に助けてもらい、最後にその手紙を読んであげるのです。なんと、春がやってきたという内容のその手紙は、読んであげることで森に春がやってくるんですよ!とてもステキなお話です。
郵便やさんが中身を読むことはありませんが、もし読んでくれることがあったら、とてもステキな手紙を運んでいるのかも・・・と思えます。
春先に読んであげるとオススメですよ。 (minatsuさん 30代・ママ 男の子2歳)
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