●産経児童出版文化賞推薦 これは、家出じゃない。リバプールに住む兄さんに会いにいくだけ…。学校をさぼってとび乗った列車で、ジェイソンは「家出屋」と名乗る少年に出会う。ひとり自由に生きているという、少年の話にすっかり惹きこまれていくジェイソンだったが…? 少年たちの心をいきいきと描いた、英国の新鋭作家による、新感覚の児童文学。
親に無断で家を飛び出したジェイソン。
兄の住むリバプールを目指して、一人で乗った電車の車中の緊張感がひしひしと伝わってきます。
途中で知り合った「家出屋」のジャム。
家出か家出ごっこか、肩透かしにあったところもありますが、とてもスリリングであっという間に読み終えてしまいました。
親と断絶感、親離れの心の痛み、家族愛、なんだか電車の車窓にはいろいろな情景が映っているようです。 (ヒラP21さん 50代・その他の方 )
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