毎月読みたい、季節にぴったりの童話たち──シリーズ「おはなし12か月」
現代を代表する一流童話作家の書きおろし。 物語の楽しさを味わいながら、日本の豊かな季節感にふれることができます。 上質なイラストもたっぷり。低学年から、ひとりで読めます。 巻末の「まめちしき」で、行事の背景についての知識が高まります。
第1弾は大ベストセラー作家、はやみねかおるが新学期を舞台に描きます。
ぼくの妹は、天才なんだ。こまったことにね……。 主人公は、3年生の新学期を迎えたタケシ。平凡でなにごとにも自信の持てないタケシは、天才の妹、春が作ってくれた「タイムマシン」で、1年生の新学期にタイムスリップして自信を取り戻します。 と、思ったのも束の間……。
はやみねかおるさんのお話ということで、楽しみに読ませていただきました。
天才少女が妹という主人公のタケシには、「大変だよね…」と共感せずにはいられませんでした。妹に追い上げられるどころか追い越されている兄、そして、そんな兄を支えようとする妹。特殊なきょうだいの難しさを感じたお話でした。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子8歳、男の子5歳)
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