引っ越しで子どもたちが一番不安なのは、 新しい場所でお友達ができるかどうか。 遠い町から引っ越してきた たっくんも同じ不安を抱えていました。
そんな たっくんが出会ったのは、なんとも不思議なすなばの神様、スナドン。 「おねがいを かなえてあげる」というスナドンに、たっくんは 「ぼくの けらいに なって。」 「すべりだいで あそぼうか。」 「かくれんぼだ!」 …でもたっくんが本当にしたいお願いは、友達がほしいということ。 スナドンはどうやって、たっくんのお願いを叶えるのでしょうか…。
スナドンはくろくって、まんまるで手足がみじかい、 なんとも不思議で、愛嬌のある神様。 しかもいろんなお願いにニコニコ顔で答えてくれます。 (ときどき失敗もするけれど) スナドンに会いに、砂場に行きたくなる作品です。
(木村春子 絵本ナビライター)
友達のいないたっくんは、子どもの願いを叶えてくれる神様スナドンと公園の砂場で出会います。たっくんの願いがわかると、スナドンは・・・。たっくんはひとりぼっちの寂しげな表情から、友達ができて明るい表情に変わっていきます。
兄ちゃんが在園していたころ。お迎えにいったりで幼稚園へ行くと…
次男は「おすなば、あそぶぅ〜!!」って大興奮でした。
なにしろ、近所の公園とかの砂場は…お世辞にもキレイとはいえず、
遊ばせるのに勇気がいるほどのものだったので、幼稚園の砂場が
次男の「お砂場デビュー」の場所でした。
プラスチックの大きなスコップや、調理室で使ってたボウルなんかで
ず〜っと遊んでました。
そんな次男を思い出しちゃったのが、このすなばのスナドン。
遠くの町から引っ越してきて、まだ友達がいないたっくん。
公園へ来てみたけれど、だれも遊んでいない。
仕方がないので、砂場でバケツプリンを作って遊んでいたら・・・
砂場の砂が盛り上がってきて、「すなばのかみさま スナドン」が
現れます。
スナドンに「ともだちになって」じゃなくて、「けらいになれ」って
言うところは、男の子だなぁ〜ってしみじみ。
そこからのやりとりは、次男が小さいときの「おすなばぁ〜!!」を
思い出してしまってほほえましい。
でも、ほほえましいで終わらなかったラストがとっても気に入りました! (わにぼうさん 40代・ママ 男の子10歳、男の子6歳)
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