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ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

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ぼくのおおじいじ

ぼくのおおじいじ

  • 絵本
作: スティバンヌ
訳: ふしみ みさを
出版社: 岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,430

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 2013年08月30日
ISBN: 9784265850501

出版社のおすすめ年齢:3歳〜
A4変型判 25.6×21.6

みどころ

「ぼく」から見ると、おおじいじは、ものすごく年寄りです。
だから「もうすぐ、しぬの?」なんて聞いちゃいます。
でもおおじいじは「しんだあとも ずっとおまえのそばにいるよ やくそくだ」って。
だから安心してぼくはおおじいじと遊びます。
おおじいじのやることはおっかしくて、でもちゃんと訳があって、おやつ作りの天才で。
ぼくはおおじいじが大好き。

ある日、「おおじいじが ねむっているあいだに しんじゃった」ってママとじいじに聞かされます。
おおじいじに二度と会えない。すごくへんな気持ち。
ぼくは、庭に出て、ひとりで夜空を見上げます。
月を見てたら、きゅうに「ブルルルッ!」っておならがでちゃった。
そのとき思い出した、おおじいじとぼくの間の、ひみつの冗談。
あっこれはおおじいじだ、ぼくを見ててくれるんだ、そう悟った瞬間、男の子は空にむかって手をふるのです。

ベルギー在住の作家スティバンヌの、日本初翻訳作品。
自身の孫と曾祖父(スティバンヌの父)との間の出来事をもとに描かれたお話だそう。
スティバンヌはかつてマンガ家として活躍していたそうで、絵はフランスのマンガのようなシンプルで表情豊かな線で描かれ、印象的です。
大好きなひとは死んでしまったけど、会えなくなっても、お互いだけに通じる「合図」で呼びかけ合うことができる。
でもその合図が「おなら」だなんて!?
おかしくて、男の子の喜びがまっすぐ伝わってくるラストシーンに、じーんと胸を打たれます。
読むたびにじんわり重みを増していく「いのちと、いのちの関係」を描いた絵本です。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

おおじいじが死んでしまった。死んだ後もそばにいるって約束したよね。おおじいじ、どこにいるの?喪失感とどう向き合うか。絵本という形で子どもに上手に伝えている秀作。

ベストレビュー

おおじいじと遊ぶひ孫の笑顔が最高です

「おおじいじは、時々学校に迎えにくるんだけれど、いつも授業が終わる前にきちゃう。」に、ちょっと”どきっ!”と、しちゃいました。
「僕に、一分でも早く、あいたいだけなんだ。」と、ひ孫が見抜いているのも恐れ入りました(笑)ひ孫のおおじいじと遊ぶ笑顔が最高です。おおじいじは、眠っている間に死んでしまって、私も理想な死に方だなあと思って羨ましく思いました。おおじいじは、いつもひ孫と関わっていられて幸せだったなあと思いました。
(押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )

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