さぁ! 頭をからっぽにして大笑いする絵本の登場です。
ミホちゃんが通っている剣術道場の「うおすけさん(本名:さがらだいすけ)」は魚屋さん。 でも、竜宮城に行ったことがあって (奥さんが乙姫様)、 忍者の子孫で (先祖は猿飛佐助と戦ったことがある)、 忍術でカエルに変身したことがある!…のだそう。
でも、元に戻る術を知らなかったので、さあ大変! ミホちゃんは、カエルに剣術を教わることになりました。 うおすけさんは元の姿に戻ることができるのでしょうか…というのが、 よくある絵本のストーリー。
でも、この絵本は違います。 うおすけさんが戻るかどうかは、全然重要じゃないのです。 じゃあ、何を楽しむかって? うおすけさんの表情や動きを見て、ひたすら「えー!」「うそー!!」と 声をあげながら読むのが大正解。
「ゴリララくん」シリーズ(絵本館)や『ねこガム』(福音館書店)など、 ナンセンス絵本を得意とする、きむらよしおさんの新作です。
(木村春子 絵本ナビライター)
みほちゃんの剣術の先生、魚助さんは魚屋さん。魚助さんの奥さんは、竜宮城からつれてきた乙姫さまで、魚助さんは忍者の子孫だそうです。ある日、魚助さんが忍術を使って、巨大なカエルに変身しますが……。
うおすけさんってば、面白い!
こんなおじさんが近所にいたら、子供だけじゃなく きっと大人も大好きになるだろうな。
でも、あんまり小さな子をからかっちゃ・・・
と思いながら読んでいたら、
え?え?!
本当のことだったの?!今までの話も全部本当?!
と、度肝を抜かれました!!
現実感たっぷりのようで、最後はまるでファンタジー。
まさかの展開に、「やられたー!」「疑ってごめんなさい、うおすけさん!」と思わず謝ってしまいました! (なーお00さん 20代・その他の方 )
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