2頭のアザラシを見つけた腹ペコのシロクマ。狩りを試み、呼吸穴の前でじっと待ち…、やがて、いたちごっこに疲れてしまい…。あべ弘士が、2011年6月、初の北極探検で出会った場面、野生のシロクマの「生きる」姿をのびのび描く。
2011年、あべさんが北極探検した時の光景を描きます。
そう、まさに題名そのままです。(笑)
シロクマとアザラシが対峙した時の様子ですね。
アザラシ狩りって、けっこう難しいようです。
ほら、あの手この手を繰り出しているようですが、
やっぱり・・・。
もちろん、両者のセリフは、あべさんの補足ですが、
手書きなので、とても愉快です。
私は、イベントなどで、あべさんに何度もお会いしていますから、
とぼけたナレーションの音声まで脳内再生してしまい、
まさにあべ弘士ワールド全開です。
シンプルな絵なのに、動物たちの様子を鮮やかに描出する画力には、
毎回脱帽です。
本来は生存競争の殺伐とした光景なのに、
このゆったり流れる空気感。
生き物たちと深く接してきたからこそ、すくい取れるドラマであり、
観察記録だと思います。
幼稚園児くらいからでしょうか。 (レイラさん 50代・ママ )
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