弟が生まれて、コンタはおにいちゃんになりました。 でも、それ以来、ママはあかちゃんにつきっきり。 コンタのベッドもあかちゃんにとられ、 とっておきの子守唄もあかちゃんにとられ、 ママはコンタのほうをみてもくれません。 あかちゃんがうまれたから、 ママはもうぼくのことなんかいらなくなったんだ…… あかちゃんのばか! コンタはひとしきり荒れて、 物置きにひきこもりますが……。 弟・妹が生まれて、親の関心を一身にうけていた立場から いきなり突き落とされたおにいちゃん・おねえちゃんの 切なくてどうしようもない気持ちと、 その気持ちを少しずつ乗り越えていく成長ぶりが、 温かく見守るような視点から描かれた珠玉の絵本。
2歳の娘と10ヶ月の娘がいます。
このお話は弟が生まれてぼくをしっかりと見てくれていないママへの気持ちが痛いほど伝わってきます。
母の愛は兄にも弟にも同じようにあるはずだけど、兄には弟がいれば僕はいらないんだ!と感じてしまうのです。
「作ったよ!」というときに、きちんと見てあげてないママ
大きな音をさせて赤ちゃんを起こしてしまったとき「あぁあ」といってしまうママ
いけないことをしたときに、ついしかってしまうママ
すべて何度かは自分にも当てはまります・・・きっと、我が娘も同じような気持ちになったのかな?と。
この本を読んで以来、夜寝るときやしかられるたびに「ママ○ちゃんのこと好き?」と聞きます。態度でも言葉でも「あなたが好きよ」ということを伝えてあげる大切さを感じられる本です。 (まりちゃまさん 30代・ママ 2歳、0歳)
|