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ヒグマは、日本では最大の野生動物です。その姿を人々は恐れてきました。けれども、実はヒグマはとても怖がりな生き物。ヒトの声ですら、怖いのです。世界遺産の知床に住むヒグマを追った感動のノンフィクション絵本。
クマに襲われたというニュースを、最近耳にします。
本州であればツキノワグマですが、北海道では獰猛なヒグマが生息しています。
でも、この写真絵本を手にしてその姿を眺めた時に、ヒグマたちも自分の生活をしているのに過ぎないことを痛感します。
人間はそんなヒグマを脅かす存在なのです。
ヒグマの楽園は、ヒグマたちのものなのでしょうね。
持続可能な世界を考えるために、この本も問題提起をしているように思います。
でも、楽園に立ち入った作者の気持ちを考えると、決して綺麗ごとで済まされない、緊迫感も感じました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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