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井戸の水がでなくなったので、くまの子のウーフがミミちゃんのうちにもらいにいくと、ねずみのチチとりすのキキが、ぼくらのぶんがなくなるとせめるのです。
雨が降らないで水に困ったときに、人は何を考えるのでしょう。
水が無くて死にそうなカタツムリやカニを、ウーフは助けようとします。
川に水がないからと、手づかみで取れる魚で商売しようとするキツネがいます。
どちらもおかしくないとおもってしまいました。
キツネを責めるのは偽善でしょう。
井戸の水で困っているとき、自分たちの100ぴき分もクマは使うのだと、ウーフを責めるネズミがいます。
考えると、それだけの水を必要としていることが悪いことのように思えます。
そうでしょうか。
ウーフのお父さんが、とてもいいことを言ってくれました。
クマはクマの1ぴき分頑張れば良い、ネズミはネズミ1ぴき分頑張れば良い、比較するようなことではないと。
都合のいい論理で、自分を正当化することの欺瞞を、紙芝居に教わりました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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