「「死」って、なに？ 〜かんがえよう、命のたいせつさ〜」 みんなの声

子供が死ぬのが怖いと言ったので、子供に死について上手な伝え方を知ることができればと思い、手に取りました。
なぜ人は死ぬのか、大事な人が死んだときの悲しみの乗り越え方、葬式について等、幅広く具体的に描かれていました。
特に、悲しい気持ちや憤りが肯定されていて、自分自身の気持ちや考えを大切にしてよいというメッセージを感じました。

「大切な人を亡くした時」に前に進むサポートをしてくれる絵本だと思います。

私はこの本を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも死についてしっかり考えさせてくれます。私はこんなにわかりやすく、死について書かれた本に出会ったことはありません。これは死という永遠の命題について追求しているわけで、ほんとに素晴らしい本だと思います。

去年曾祖母を亡くした３歳の息子は、葬儀の全てに立ち会いました。
火葬場でのことも鮮明に覚えているようです。収骨の途中で外に出て空を見上げたので「おばあちゃん、これからはいつもお空から見てくれてるよ」と言ったら、半年以上たった今でも　「エレベーターみたいなやつに乗って、どうやってお空に行ったの？」と聞いてきます。
そこでこの本を読んであげると、何度も読みたがり、熱心に見て聞いて、この質問をしなくなりました。
彼の中で何か納得できたのだろうと思います。