「子どもに語るイタリアの昔話」 みんなの声

大人が読むと残酷に思えますが、子どもたちはまったく気にしないで聞いてくれます。

高学年の男の子も楽しんでくれるおはなしがたくさん入っています。
読み聞かせのボランティアの方から、高学年にどんな絵本がいいかと相談されると、
子どもに語るシリーズを薦めます。

特にこのイタリアの昔話は、目で読むより耳で聞いたほうが楽しいと思いました。
イタリアの国民性も感じられるおはなしです。

１冊に全１５話のお話が書かれている本です。
小学生の一人読みにもよさそうですが、小学生への読み聞かせにもよさそうな１冊に思いました。
読み聞かせ、小学生になってもしていきたいなとできるだけ時間を取るようにしています！

イタリアの昔話は、どことなく、大らかで、明るい感じかします。
太陽が降り注ぐ、地中海…
ラテン的な解放感が、昔話にも、現れているような気がします。

”はらぺこピエトリン”など、大笑いして、ドキドキして、とても楽しいです。

日本の子どもたちにも、ぜひとも、伝えたいです。

グリム童話と似たようなものもありますが、知っている話はひとつもなく、とっても新鮮な感じがしました。

知恵くらべのような話、ちょっぴり怖い話、不思議な話、女の子の好きな玉の輿の話もあります。

聞いたときにわかりやすく、語りやすくなるように、文章を練り上げているとのことで、とにかく読み易い！

絵がない分、お話の世界は、頭の中に広がります。
毎日１話ずつ、おやすみ前の読み聞かせにピッタリです。

１５話のイタリアの昔話が入っています。
イタリアのお話に興味があって読んで見ました。
ハッピーエンドばかりで良かったです。悪人にとってはハッピーではありませんが…。
多少、グリム童話等と似た感じのお話もあります。民話として伝えられる昔話…どこかでつながっているのかもしれませんね。
前書き・後書きにあったようにイタリア人の陽気さ、色彩の豊かさ、また物語書かれた時代を考えてみるといろいろと背景も見えてきてなるほどーと楽しかったです。もちろん何も考えずに読んでも楽しめると思います。

グリム童話やペロー童話とどこか類似点を感じる昔話。
ヨーロッパの昔話としてどこかでつながっているのでしょうか。
イタリアの風土に関係してか、多少刺激が強いかもしれませんし、感性的な感じもしました。
絵本にしたらどうなのだろう。
読み聞かせに使えそうな物語ばかりです。

イタリアは昔話の宝庫と言われているそうなのですが、日本で外国物として読むのは圧倒的にグリムが多くて、イタリアの昔話ってあまり本がないなあって思っていました。

ストーリーテリングをするようになってから、見つけたのがこの本です。

短く語れておもしろいお話がいいなあと思っていたところ、「やせたメンドリ」を見つけました。このお話、息子も覚えてみたいと言っているほどです。

小さなものが大きなものを知恵で負かすという点が気に入っています。
耳だけで聞くお話というとも、頭で絵が描けるようになったお子さんと一緒に楽しんでみるととてもいいですよ。

ストーリーテリングにも、一日一話的に読むお話としてもお勧めです。