「どんな いちにち」 ママの声

たしろちさとさんのイラストということで、興味を持ちました。いつものたしろさんの絵とはちょっと違ったタッチです。
朝起きてから「おはよう」のあいさつで一日が始まります。そして幼稚園に行くまでに、いろんな人にあいさつ。
あいさつをするたびに、どんどんと周りに笑顔が広がっていくのがわかり、気持ちが良くなりました。
シンプルな内容ですが、大事なことを気づかせてくれる絵本だと思います。

「おはよう」が、朝どんどん広がっていくのが、街全体でみるとすごい！
にっこりが、どんどんつながっていく感じすごく好きでした。
あいさつやにっこりは、当たり前で気持ちのいいもの。というのがすごく伝わってきました。
「挨拶しなさい」と何度も言うより、この絵本を読んであげたいですね。

主人公の少年は幼稚園児です。結構自分のことが何でもできるので、年長さんかな？
1ページ1ページ字も絵もはっきりしていて、遠目も効きそうです。
チューリップが咲いています。季節は春なんですね〜。
今時珍しい、自転車に乗って配達している牛乳屋さんがいます。
町全体が描かれているシーンで、駅前や家から幼稚園に行くまでが商店街なっています。
とっても素敵な街並みですが、今はこういう町のつくりは少ないかもしれませんね。

「おはよう」で始まる一日。
笑顔で始まる一日。
ほんとにそれが何よりです。単純な言葉の繰り返しですが、1つ1つ、1ページ1ページ大事に描かれています。子どもたちに読んであげるときは、
1シーン1シーンをゆったりと読んでほしいです。
優しくあたたかい絵本です。

だれがいちばんに「おはよう」って言うのかな？だれがいちばんににっこり笑うのかな？
なんてことを考えている園児がかわいいですね。そして同時に自分がいちばんになるのはどう？って思ってしまいました。
わくわくたのしいいちにちになるといいですね。

幼稚園児の疑問が題名になっています。
ほら、「おはよう」という挨拶にフォーカスすれば、
こんなに幸せな光景にたくさん気づくことができるのですね。
もう一つ、笑顔も。
何のことはない、普通の光景ですが、意識的にフォーカスすれば、
なんて幸せ気分なんでしょう！
そう、誰にでも、すぐ実践できるのですよ。
これはいいヒントです。
もちろん、子どもたちだけでなく、大人にとっても。
清々しい読後感です。

「どんないちにち」という題名から，ある日の１日が描かれているのだと思っていましたが，いい意味で裏切られました！
この絵本，主人公の男の子が朝起きてから登園するまでのある朝の出来事のお話でした。
「おはよう」が街中に広がっていく繋がっていく，「にっこり」が街中に広がっていく繋がっていく。いいですね！
やっぱり人の繋がりで世の中できているのだな〜と改めて思いました！
終わり方も，楽しみと希望に満ちていてよかったです。
読み終わった後の後味がよく，よい余韻が残る絵本でした。

可愛いイラストにひかれて読みました。
男の子が朝起きるところからはじまります。まず、窓から隣のおばあちゃんに挨拶。そしてパパとママに。町中のみんなが挨拶をしあい、笑顔が広がっていく様子が描かれています。挨拶って素敵なんだと教えてもらえる素敵な絵本だと思います。