2歳の子にと借りましたが、5歳の上の子も一緒になって楽しんでいました。
ころわんとちょうろわんんが雪遊びしていると、赤い手袋をみつけて、とどけてあげようとします。でも、どうやって?
2歳の子は手袋を「お口にくわえていったらいいよ!!」と真剣になって教えてあげています。
・・・正解は「ちいさいあしあとをおいかける」のですが、そんなふうに一生懸命、ころわんを助けようとする娘の言葉に、あたたかい気持ちになります。
ころわんたちは、てぶくろをおとした子をさがして、公園につきました。「てぶくろをおとしたのはどのこだろう。」
聞いている子どもたちは「この子だよ!」と絵本の中のころわんとちょろわんに大きな声で伝えます。
そして女の子が「ありがとう」と言ってくれると、子どもたちも満足そうな顔でホッとしています。
子どもは落し物があると、「だれがおとしたんだろう」「とどけてあげたい」と自然に思えるんですよね。そして落とし主に「ありがとう、こまっていたの」と言われたら、素直に喜び、誇らしい気持ちになるようです。
この絵本は、そんな子どもたちがすっと入り込めて、共感できるのではないかと思います。
やさしい絵も素敵で、なぜか図書館に行くと、2歳の子も5歳の子も1冊はころわんシリーズを「これ借りる」と持ってきます。
ぱっと見た感じで、子どもを惹きつけるんんだろうな、と思っています。