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3びきのくま」 パパの声

3びきのくま 作:L・N・トルストイ
絵:バスネツォフ
訳:小笠原 豊樹
出版社:福音館書店
税込価格:\1,210
発行日:1962年05月
ISBN:9784834000061
評価スコア 4.27
評価ランキング 21,200
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  • 「3びきのくま」は、特別にドラマチックなお話とは思わないのですが、パターン化された描写が妙に楽しくて、見つけられてしまった女の子がどうなるのか不安感があって、不思議と心に残る作品ですが、いろいろにアレンジされた絵本がたくさんあることに驚きます。
    この作品は、自分が今までに読んだ「3びきのくま」の中で、一番オーソドックスな絵本のように思います。
    奇をてらわず、淡々と語られる内容に、かえって新鮮さも感じた作品です。

    投稿日:2016/02/24

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  • 3びきのくま

    森で迷った女の子が、そうとは知らずに3匹の熊のウチにあがりこみます。
    そこには大中小のサイズの椅子やスープ、ベッドがあり、
    女の子はそれぞれを試して回ります。
    帰宅し異変に気がついた親子の熊のそれぞれのリアクションが面白いです。
    そして終盤、小熊が女の子を自分のベッドで見つけて騒ぎ始めます。
    途中まで読んでいて、きっと女の子と熊たちは友達になるに違いない・・
    と思っていたのですが、
    思わぬ展開に危険を察知し、非常にドキドキしてしまいました。
    癖になる面白さです。

    投稿日:2011/03/23

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  • 名作が元作、息子は傑作

    1962年発行で2008年で92刷となる有名作品ですが、初めて読む機会を得ました。

    きっかけは、たかどのほうこさんの“つんつくせんせいとつんつまえんのくま”を読んだところ、この絵本になぞらえていると知り、元作を読みたいと思ったからです。

    (92刷にあたり版を新しくし、原作を撮影したフィルムを使用したとあり、全体的に暗い色使いのわりにすごく明るく綺麗な印象を受けました。)

    ロシア民話であり、登場するクマの名前はミハイル・イワノビッチやナスターシャ・ペシローブナにミシュートカと、長くて発音しにくい名前の上に、落語の“じゅげむ”のように繰り返し出てくるので、3回目あたりで意味もなく笑えてきてしまいました。

    息子は、3びきのクマの家に入り込んだ女の子が、ミシュートカのイスを壊してしまうところでツボに入ったようでゲラゲラ笑い出し、“つんつくせんせい”と一緒という見方をしていましたが(こちらが元だからねと説明して)、家の中の異変に気づいた3びきのクマが順番に「だれだ、わたしの…を……したのは!」と叫ぶあたりでは、抱腹絶倒し半ば呼吸困難の様相でした。

    しかし最後の、女の子が追いかけられる場面は少し怖かったのか、身を半分隠して聞いていました。
    そして“おいつけませんでした”という終わりでホッとした様子。
    僕は、古典の作品に多い唐突な終り方が気になり、“めでたしめでたし”じゃ可笑しいけど、“はい、おしまい”とか“とっぴんぱらりのぷう”みたいなもので、ロシア的な終わりの挨拶が欲しかったかなと感じました。
    内容的には短いお話しですが、何度読んでも読み飽きない感じが名作の所以なんだなとも感じました。

    投稿日:2008/09/06

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  • 子供とのコミュニケーションに最適!

    3びきのくまは、おとうさん、おかあさんとこどもです。それぞれにロシア特有の名前がついています。この名前がくり返し出てきます。読み聞かせるうちに、すぐに覚えられるでしょう。こどもの言葉の覚えの速さに驚かされました。2才から3才で言葉をはなし始めるころの子供とのコミュニケーションに最適! 女の子ならば、絵本のなかの女の子の着ている服も是非買ってあげたい。

    投稿日:2005/06/19

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  • くまの絵がこわい!?

    多くの人が子供の頃「ああーこの話知っている」と思う作品ではないでしょうか。
    登場する3びきのくまさんの名前がなが〜いと思いきや話しの内容は大・中・小と繰り返しなので子供にも大丈夫だと思いました。
    娘はくまの絵を見て怖いと言って読みたがらなかったですが、もう少しすると違う反応を見せるかなと思います。

    投稿日:2003/10/12

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