芥川龍之介のお話が こんな風に絵本になっているのを見つけて読んでみました。
トロッコ
男の子の良平は トロッコにあこがれていた 大人の土工たちが トロッコを使い 荷物を運ぶ格好の良さにあこがれて 子供だけで トロッコにさわり怒られたことがある
しかし 彼らのトロッコにのった時の心地良さは格別だったのだろう
又ある時 一人で訪れて 土工のおじさんに乗せてもらったはじめは気持ちよかったがだんだん家から遠くに行くと不安になり 早く家に帰りたいと思う
この 良平の気持ちも分かる気がする(一人の不安な気持ち)
不安 そして 土工たちと別れて 一人で線路づたいに走って帰る時の心ぼそさが よく表されていて お母さんに抱きつき大声でなく この描写が 芥川龍之介のお話でよく分かります。
そして 大人になっても そのときの思い出を 思い出すときがあると結ばれている
小さいときの思いでは 大人になっても 思い出として 残っている野が よく分かります
絵は 布に描かれているのですが 良平の気持ちが伝わる絵になっています
芥川龍之介は 人生そのものを暗示しているとあとがきがあります
高学年の男の子なら 少しは気持ちが分かる経験が 有るかもしれませんね