「のんびり森のかいすいよく」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

遊び食べというか、食事中脇道にそれて食べ終わるのに時間がかかる娘みたいだな、と思いました。
もちろん、このお話のほうがいいのは当然です。
そこらじゅうに興味や好奇心をもてる事物がたくさんある。脇道・寄り道結構、そうして成長していきましょうよ！と大らかになれる絵本です（＾_＾）

いつも、何をするにも、のんびりしているぞうさん。

森のみんなと海水浴に行くことになったのですが、のんびりぞうさんは、いちいち立ち止まり、道草。
きれいなキノコを眺めていたり、大きな木に抱きついてみたり、川のほとりで耳を澄ませたり。
そして仲間たちも思わず、ぞうさんののんびりペースにはまっていきます。

けれどうさぎさんだけは「早く早く」海水浴に行きたくて仕方ない様子。
だけどいざ海に着くと、もう夕方・・・。

がっかりしてしまったうさぎさんに、仲間たち、そしてぞうさんが掛けた言葉に、ハッとさせられました。

「そうか、こういう状況でも“のんびり”すればいいんだ」って。

時間を忘れて“のんびり”遊ぶ。
現代では難しいことですが、休みの日くらいはこんな過ごし方がしたいですね。

のんびりやのぞうさんを仲間が心配して見にきて、ぞうさんと一緒にな

ってのんびりしてるのがなんだか羨ましくなりました。

海水浴に行っても夕日が沈む頃に着いたので、その日は泳げなかったの

に、仲間たちの優しい言葉、「ぞうさんのお陰で、すごくたのしかった

ね。」と、感謝の言葉に癒されました。道草をしたぞうさんを咎めない

で、感謝している仲間たちの思いやりに考えさせられました。

夫々性格は違っても仲間を非難するわけでなく、一緒になって遊ぶ心の

ゆとりに感心しました。真似したいと思うし、のんびり、ゆったりする

のもありかなって思いました。

2歳11ヶ月の息子に読んでやりました。今年の夏は海水浴に行くので読んでやりましたが、この本は海水浴というよりは、海水浴にいくまでに自然の発見をしたお話でした。

ぞうくんは特にのんびり屋。このぞうくんをつれて、みんなで海水浴場に向かいますが、いく途中でいろいろなことに遭遇し、なかなか足がすすみません。ステキな花畑、何層にも重なる地質の壁、など、こんなに足がとめられるものはたくさんあるんだーと改めて気づかされます。ですから、結局その日のうちに海水浴場で遊ぶことができない時間に到着してしまいました。でも、その日はそこに泊まり、明日の朝いちばんで遊ぼう！という落ちでしたね。

なんだか、のんびりもいいなーと思え、のんびりにはのんびりなりの過ごし方もあると思えます。そんなに急がなくても、楽しめること、新しい発見はそこらじゅうに転がっているのです。そういうことも大事にしたいと思えました。

ゆっくり歩けば、今まで見逃していたことも発見できます。
でも、それを見ようとする思いがなければ、発見も出来ません。

ぞうさんも、ただのんびりしているだけではなく、周りをちゃんと見ていていろんな発見をしています。
そんなぞうさんを、みんなも気にかけてくれています。
そして、みんなもぞうさんから、いろんな発見を教えてもらいます。

のんびりした子が、こんな風にみんなに癒しをくれるんですよね。
大人はつい、イライラして「早くしなさい」って言ってしまいますが。

みやざきさんの絵がほんとにいいです。
色合いも好きです。
繰り返し読んで、心を癒したいです。

のんびりやのぞうさん
みんなで海水浴に行く事になったけど、のんびりやのぞうさんは森の中で
いろんなものに気をとられてなかなか海につかない。
お友達が心配して様子をみにくるのだけれど、
お友達も巻き込んで・・・

私はぞうさんのように生きていきたいと思う。
みんなが見過ごして通り過ぎてしまう様な事にも興味を示し、
風を感じたり、水の音を感じたり、自然を感じながら
日常を過ごしたいと思う。
子供のみちくさも大目に見てあげようという気になる。
子供が今しか感じられない事や発見を楽しんで、
ゆっくり大きくなって欲しいと思う。

毎日3人の小さい子供たちに振り回されている私には、とてもうらやましいお話でした。
ぞうさんがとにかくのんびりやさん。
だから周りのお友達ものんびり。
海水浴に行ったのに、ついたら夜。
そのまま海で寝たら、朝から遊べるっていう発想はすばらしいなと思いました。
時間を気にせず過ごすのっていいですね。

まず、表紙のかわいいぞうさんの絵にひかれて借りて来ました。仲間の動物達と海へ向かったのですが、なかなか着きません。ぞうさんと、のんびり自然を楽しみながら、海へと向かった仲間達。
毎日、時間に追われ、子供とゆっくり遊んであげられない私に、忠告してくれた感じがします。
子供の成長も、あせらずのんびり見守ってあげることが大切なのかも知れませんね。