はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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マドレーヌシリーズの作者ということで興味を持ちました。単色でシンプルに描かれているのですが、躍動感があって、情景が浮かんでくるようです。 エクアドルにあるアンデス山脈、そこに広がるジャングル。そこを機関車キト号が走っています。 いつもトウモロコシの番をしている小さな男の子ペドロは、お姉さんが目を離した隙にキト号に乗ってしまい、そのまま旅をすることに。 ペドロは自分の名前も言えないくらいちいさいのに、知らない人ばかりの車内で、泣きもせずに長旅できるしっかり者。頼もしいです。 そしてお世話する車掌さんがまた、やさしくて素敵。車掌さんとペドロのお別れのシーンは格別です。 今は絵本ナビショップでも他の本屋さんでも手に入らないよう。今は図書館で読むしかないのだけれど、この絵本欲しいです。
投稿日:2013/10/17
ルドウィッヒ・ベーメルマンスの1938年の作品で、邦訳は2006年が初版。 1951年にコールデコット賞を受賞した「マドレーヌといぬ」を始めとしたマドレーヌシリーズが有名ですが、その前の作品ということになります。 物語の舞台は、エクアドル。 ペールマンが1937年頃、エクアドルを旅し特急キト号にも乗り、エクアドルが大好きになったことから、この絵本を描いたそうです。 絵が茶色一色なのですが、赤道直下のエクアドルにピッタリの色。 デッサンのような絵ですが、一枚の絵を何十回も描き直したそうで、どうりでバランスが絶妙なはずです。 主人公のペドロは、男の子。 年齢が書かれていないのですが、まだ歩けない赤ちゃんです。 そのペドロが、ふとしたきっかけから1人で特急キト号に乗り込んでしまうのです。 その後は、特急キト号の車掌さんがペドロを保護し、翌日からは一緒にキト号に乗って両親を探すことになります。 ストーリーよりも、異国情緒溢れる絵に魅了されてしまいました。 赤ちゃんが行方不明になるなんて大事件なのに、そんなことを微塵も感じさせないのは、醸し出される気候のお陰なのでしょうか? 何れにせよ、旅情を大いに感じることのできる絵本だと思います。
投稿日:2010/12/25
主人公のペドロ(推定1歳)は「キト号」が大好き。一日一回の「キト号」の到来を待ちわびて、その姿見つけけると「ダダダダ!」と、唯一しゃべられる言葉で、お雄叫びを上げます。 ある日家族で駅までに行った時、目を離した隙にペドロが「キト号」に乗り込んでしまい、そのまま発車してしまいます。エクアドルを縦断する長距離鉄道の「キト号」は、延々とヘドロの町から離れて行ってしまいます。今生の別れか、アンデスでの過酷な旅を思うと『母を訪ねて三千里』を連想しますが、まだ赤ちゃんのヘドロは、自分の置かれた状況に不安を感じることもなく、親切な大人たちに助けられて、飄々と鉄道旅を満喫しているように映って、羨ましく思えました。。 舞台になっているのは、赤道直下の国エクアドルです。燦々と太陽が照りつけ、“白く”そびえ立ったアンデス山脈の麓の、“緑”のジャングルを抜けて、“真っ赤”な機関車「キト号」が走しる情景が、ページから浮き出て、広がっていくように想像しました。 実はこの絵本、作者が旅したアンデスをイメージして、“土色”一色で描かれています。 世界を旅しながら、我流で絵を完成させたベーメルマンスの絵は、一見ラフなデッサン画にも見えてしまいますが、何十回と納得いくまで書き直したと、あとがきにありました。色のない分、自由な想像で、何度でも読むことができそうです。 もう一つ、表紙に描かれている“2羽のにわとり”の描写がとっても面白いです。
投稿日:2010/09/28
小さな赤い機関車「キト号」に憧れる赤ちゃんのペトロが、「キト号」 に乗ってしまうお話です。4日間も親切な車掌さんのお陰で大冒険の旅 が続けられます。車掌さんの弟も親切で「グロリア号」にも乗せてもら ってお客様からも可愛がってもらえます。 人びとが温かくて人情豊で安心できます。 昔の日本もこうだっただろうなあって思うし、今もそんな人がいっぱい いるから世の中捨てたものでないと思っています。 「ダダダダダダ!」しか言わないペトロも車掌さんから離れてしまった 時には、どんなにお客様から優しい言葉をかけられても、心配になって しまうのが可愛いと思いました。 茶色一色の絵も温かくて和み癒されました。 一番心配して寂しがったのは、2羽のニワトリさんだったりして・・・ なにわあれ、無事にお家に帰れてこれてよかったです! 孫に読むより夢中になってしまった私でした!
投稿日:2010/07/27
マドレーヌシリーズを描かれたベーメルマンスさんの作品です。 こちらはペドロという赤ちゃん(男の子かな?)が主役です。 舞台はエクアドル、アンデスの山岳地帯。 汽車が大好きなペドロが話せる言葉は「ダダダダダ」だけ。なのにある日、はいはいして特急キト号に乗り込んでしまいました。 もし子どもが知らないうちに列車に乗ってしまったら・・・考えるとぞっとします。 でもやさしい車掌さんのおかげで、ペドロは汽車の旅を満喫して帰ってくることができました。 大事件のはずなのに、どこかのんびりとした空気が漂っているのは、お国柄なんでしょうか。 街全体がおいしい朝ごはんのようなにおいがするグアヤキル。 いつか行ってみたいね、と娘と話しました。 列車好きのお子さんに特におすすめです。
投稿日:2010/04/16
以前ブログで紹介されているのを読んで借りてきました。マドレーヌシリーズは少ししか読んだことがありませんが、ベーメルマンスの作品です。 エクアドルに住む赤ちゃん・ペドロは汽車に憧れているのでしょうね。はいはいしながら特急キト号に乗り込んでしまいました。 赤ちゃんをほったらかしにしていると二人の女の人が誤解しあって牽制している様子にクスリとしました。 ペドロを見つけた車掌さんがペドロの世話を献身的に見るのがよかったです。 ペドロがまだ話せる言葉が「ダダダダダ」しかなく、それが随所に出てきて、それもおもしろさを誘いました。 カカオ豆を作っているエクアドル。町の様子や人々の暮らしぶり。すべてがチョコレート色のみで描かれていて、郷愁をそそりました。 ペドロのお母さんを見つけた車掌さん、ほっとした反面少し寂しかったのではないでしょうか。絵からそんな感じが伝わってきました。
投稿日:2008/07/05
★が6つ欲しいくらい、私も息子たちも大好きです。 特急キト号はアンデスの山あいから、山を下り、 ジャングルをぬけ海辺の街まで走る長距離特急。 そんな特急キト号に「ダダダダ!」しか言えないペドロが 乗り込んでしまったから、さあ大変! またペドロが乗ったオタバロにもどるまで、 数日間かかってしまいます。その間、車掌さんは、 オロオロしながらも親身になって世話をします。 カカオ豆をかわかしているグアヤキルの街の様子は、「まち全体が おいしい朝ごはんのようなにおいがします。」と表現されています。 他にもステキでユーモアあふれるいいまわしがたくさんあって、 どんどんおはなしにひきこまれていきます。 『マドレーヌ』でお馴染みのベーメルマンスは、南米エクアドルを旅し、 この絵本を作ったとか。 茶色一色ですが、濃淡があるためか 絵に深みがあります。 車掌さんとのラストシーンが、とても印象的です。 エクアドルを去る時のベーメルマンスも、 こんな気持ちだったのかな、と思ってしまいました。
投稿日:2008/02/07
図書館でしつこいほど平置きにされており(笑) 表紙のかわいらしさと色調がずっと気になっていた本です。 「マドレーヌ」の作家さんだったのですね。 で開いてみてビックリ、アンデスが舞台とは。これまた珍しいというか憧れはあっても馴染みはないというか。 へ〜と思いながら読みはじめました。 ちなみに乗り物絵本が続いている娘は「またか!」と食傷気味^^; なにより訳がおもしろかったです。母はニワトリ出演ページは、すべて笑ってしまいました。 ペドロの唯一のセリフ「ダダダダダ」を情感込めて読むとおもしろいかと思います。 ちっちゃなペドロのスケールのでっかい鉄道の旅です。
投稿日:2007/12/21
一色だけの描かれていますが、あたたかくて思わず手に取りました。 あかちゃんペドロは、大好きな特急キト号に乗ってしまいます。 わが子だったらと思うと、気が遠くなります。 親切な車掌さんのお陰で、無事に帰ってくるというお話です。 どんなにペドロがキト号がすきか、キト号に一人で乗ったようすや、 車掌さんとどう過ごしたかが、丁寧に書いてあります。 ペドロの表情がとてもかわいいです。
投稿日:2006/10/06
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