「しもばしら」といえば、野坂勇作さんの科学絵本。といっても過言でないくらい代名詞的な作品だと思っていましたが、
この岩崎書店から出た『ちしきのぽけっと』シリーズの写真絵本≪しもばしら≫も、引けを足らない良質の作品でした!
写真絵本だからこその味がふんだんに出ています。
「しもばしらは…いろんなすがたになる
おなじ しもばしらは きっと にどと 見られない」
と書かれているように、細いのやら太いのやらニョキッとした可愛らしいのなど、この本の写真で見ることが出来ました。
また、この本の最後にも自宅でできる「しもばしらの作り方」が載っています。
本を読み終えた後、実験してみたくなったら作ってみてください。
写真も文字も見やすく、解説の文章も簡潔で分かりやすかったです。
冬の読み聞かせにお勧めします。
4,5歳以上なら十分楽しめるんじゃないでしょうか?
でも、個人的には小学校低学年以上のお子さんたちに読みたいです。知識として(本を)見てから、何らかのアクション(しもばしらを探して形を見るとか、実際作ってみるとか)をしてくれそうなので。