もしかして、これも他の2冊と同じ仲間が出てくるの?という考えが読む前に頭をよぎりました。そして、まさに... しかも、今度は他2冊とは違って、大きいゾウさんから出てくるとは! ああ... と先が読めてしまう私。そして、もしかしたら、半分ずつだけれど食べれたから納得しちゃう道徳的な本なのかしら?と、ちょっと斜めな見方でページをめくっていたのですが、やっぱり、気づきますよね!! あんなに大きかったドーナッツが見事にここまで小さくなると、どんないい人でもショックを受けるでしょう。そこが省略されていなくて、ほっとした分、逆にどんでん返しがあり、よいことをすれば自分に戻ってくるという、子供にはとても教育的な終わり方で、ある意味、納得でした。
ああ、私も、あんなに大きなプリンが食べてみたい! 絶対に小さなお子さんも、どんどん小さくなっていくのに気づいて、しかも同情し、なおかつ笑いながらページを進めていくこと間違いないでしょう。そして、最後のページに歓声を上げるのではないでしょうか。とても、小さな子のハートをつかむ終わり方だと思います。お薦めです。