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モカと幸せのコーヒー」 みんなの声

モカと幸せのコーヒー 作:刀根 里衣
出版社:NHK出版
税込価格:\1,650
発行日:2016年04月
ISBN:9784140361238
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,245
みんなの声 総数 57
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57件見つかりました

  • 灰色と水色から思うこと

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    爽やかな水色の表紙を開いたら,薄暗い部屋にあるちらかった机の上の場面からはじまる物語.そのギャップに戸惑いを感じました.
    誰にだって落ち込むことはあると思います.しょんぼりしてなかなか気持ちがあがらないときに,モカみたいにかわいいうさぎがいいかおりのするコーヒーをすすめてくれたら・・・よし,がんばろう!とまた気力がわいてくることでしょう.
    落ち込んだ自分に元気を取り戻させてくれたモカは,小さい頃の自分が作った物語に登場するうさぎだったなんて,想像してなかった素敵な展開でした.
    どんよりとした灰色とあたたかみを帯びた水色のコントラストが印象的な絵本でした.灰色と水色,ギャップのある色のように感じられましたが,考えてみると,お空の色も,晴れ渡ってすがすがしい青空だったり,暗くて重そうな雲がかかったどんよりとした曇り空だったりと変化を繰り返しています.ひとつながりの色なんだなと気づきました.
    どれだけ曇っていたって,いつかは晴れるときがくるように,落ち込んだって,きっとまた前向きになれる時がくる.
    そういうことを気づかせてくれる絵本でした.

    投稿日:2016/04/20

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  • ようこそ、まほうの世界へ

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    『ぼくは心も体も疲れきっていた。』という文から始まり、雑然とした机に暗い色。ですが、最初からひきこまれました。
    『ようこそ、まほうの世界へ』と言ううさぎのモカ。
    やっぱりこれは「ぼく」が思うように夢の中なのでしょうか?
    まほうの世界と言われてもイライラしたりな「ぼく」の姿がかえってリアルな感じで良かったです。
    話の流れもラストもすてきです。
    が、あまり幼い子向けではないでしょう。

    投稿日:2016/04/11

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  • コーヒーは幸せを運んでくる

    我が家で育てているコーヒーの木に、昨夏、花がはじめてつきました。
    寒い土地ゆえコーヒーの木に花が咲くことなど諦めていたのに。
    花が終わった後になった実は、最近赤く色づいてきていて。
    毎朝、コーヒーをいれて飲んでいる私としては、「私のコーヒー」を
    そのうちにいれられる日がくることを楽しみに過ごしています。

    この絵本を読んで、そうそう!ほんとにコーヒーって素敵だよねって
    頷いていました。
    コーヒーの香ばしさ!ひとくち飲んだだけで、なんだか疲れた心や体が
    リラックスできてしまうあの感じ!
    「ぼく」は相当に疲れていたようだけれど、「モカ」とコーヒーが
    この世界にあってよかったなあと思いました。
    そう、この世界。たとえ「ぼく」が作り出したものであっても、
    作り出した時点でもうこの世界に存在していると思うのです。

    我が家にも実は「ぼく」が作り出したような世界が存在します。
    小学生の娘が気まぐれに作る世界ですけれど、お休みの度に彼女が
    書いたメニューが差し出され、「何がいいですか?」と(笑)。
    メニューにはやっぱりいろいろな(普通のカフェではみかけない
    ような)コーヒーが書かれていて。
    今度の日曜は我が家のモカに「ミルクコーヒーひとつください」って
    言ってみようかな。

    投稿日:2016/04/12

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  • 元気になる!

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子14歳、男の子11歳

    コーヒー好きの私がこの本の題名に惹かれないわけがありません。しかも、最近気になってる刀根さんの作品!

    疲れているときにふと出てきた鳥のコーヒーカップと、かわいいウサギのお話。こんな風に気分が落ち込んでるときに、ウサギが出てきたら元気が出ますね。
    作品の中に出てくる鳥の形のコーヒーカップがほしくなってしまいました。
    作品からコーヒーの香りがしてきそうな感じがします。

    絵本ですが、内容は大人が元気になるためのお話だなと思いました。

    投稿日:2016/04/04

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  • あれはきっと...

    前回、ぴっぽの話や白と黒の猫の話を読んだ時も思ったのですが、作者の刀根さんの絵は、本当に幻想的ですよね。そのベールのかかった、でも柔らかいタッチにとても心を奪われます。

    灰色のすごいスランプですべてに拒絶的になっているのがすぐに分かるようなページから始まるこの物語は、とくにそのふんわりした色がページをめくるたびに増していくところがとても効果的で、その柔らかさを持ってさえ心の安らぎをもてなかった「ぼく」の行き詰まり感が、バーンと伝わってきて、こちらまで大丈夫?という気持ちになってしまいます。本当につかれきってしまって、泣きたかったんだろうね。もしかして、これは「ぼく」だけれど、刀根さんご自身なのかな?

    あの色々なコーヒーのページが圧巻でした。私はやっぱりコーヒーシェイクかウィンナーコーヒーを飲んでみたいなぁ! で、「ぼく」が飲んだのは、あれは、「そして、いやなことはみんなわすれて」のメッセージが付いたエスプレッソだよね。コーヒー愛好者なのかな?

    足が生えているコップというのがとても可愛くて、私も欲しいと思いました。大人向けの絵本でした。

    投稿日:2016/04/12

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  • 楽しい気持ち

    こどもが主だけれど、大人も楽しめるという絵本は沢山ありますが、逆は案外めずらしい。普段、絵本を読まないような大人にもおすすめできる絵本だと思います。
    色のない絵を見ただけで、つかれきった主人公の気持ちが、痛いほど共感できます。
    そこにあらわれたモカに読者の私も癒されました!
    あわいブルーとピンク色の組み合わせって、こんなに素敵だったんだ、と改めて思ったり。
    モカのコーヒーがのみたい、主人公はいいなあ!と読み終わった後も余韻にひたっていましたが、はたと思いました。
    私もモカに気づきたいと。
    姿は違えど自分にもいるはずのモカ。記憶をさぐって、目をこらして探しだそうと思うと、なんだか楽しい気持ちになりました。

    投稿日:2016/04/07

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  • とってもセラピー

    お話の中の“ぼく”が、自分自身と重なりました。
    幸せを感じながらも、時代の流れの早さに振り回されて、いつもどこか疲れている自分がいる。

    “ぼく”の想いを噛みしめながら、自分の気持ちも解れていくのを感じました。

    モカはどこから来たのか…。
    何故、今現れたのか…。
    エピソードも素敵でした。

    投稿日:2016/04/13

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  • 心を癒すコーヒー

     全ページ、ためし読みしたら、仕事で疲れている息子(28歳)にプレゼントしたくなりました。
     何とも言えない空色?涙の色?包まれたモカとモカが淹れたコーヒーたち。絵からススススーッと、引きこまれていきました。
     大人になると、身も心も疲れ切っちゃう時があります。「だいじょうぶ、きっとうまくいくよ」「だいじょうぶ、泣いていいんだよ」・・・絵も言葉も、暖かく肩を抱いてくれる。読みながら、ちょっぴり泣いて、読み終わると心がちょっぴり元気になる。暖かくなる。
     特別養護老人ホームで働く息子・・・優しい子だけど、口下手で、一生懸命働き過ぎて、今疲れ切っちゃってると感じるんです。この絵本をそっと手渡します。少しでも、癒されてくれることを祈って。「モカだけじゃないよ。お母さんだって、そばにいるよ」こんな気持ちが伝わるといいなぁ・・・と願いながら。

    投稿日:2016/04/17

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  • 忘れていた、たいせつな気持ち

    今は、子育て中の専業主婦ですが…
    最初の1ページ目で、朝から深夜まで仕事に追われていた時の事を、思い出しました。

    散らかった机。 ただ、寝るだけに帰る家。
    絵本と同じ様に、色のないモノクロームな世界。

    「ひと息」付くために、良くコーヒーを飲んでいましたが、(今でも飲みますが)、この本を読んで、「心から、”ほっ” とひと息ついていたかなぁ…?」 と改めて思いました。


    コーヒーブレイク、したつもりでも、「休憩時間に、ただコーヒーを飲んでいるだけ」 だったのかなぁ… と感じたのです。

    心をゆるめて、リラックスして…
    コーヒーの香ばしい香りや、あま〜いお砂糖やバニラ、チョコの匂いを、めいっぱい吸い込んで…

    「あぁ、美味しい」

    そう、心から思えるひととき、って大切だなぁ… と、気づかせてくれました。


    時間に追われて、身も心も疲れきっていた時には、すっかり忘れていた、「可愛いものを愛でる気持ち。夢見る気持ち。」 そんな想いも、モカや、可愛いトリのカップやお砂糖さんたちを見て、思い出しました。


    忙しい毎日を送っていても、ふと、手と足を止めて、

    「自分が良いなぁ、好きだなぁ」 と思えるものを眺めて、ふっと心をゆるめて、五感を使って 「あぁ、美味しい」 と感じられる…

    そんな休息のひととき… 「幸せのコーヒータイム」 を楽しみたいなぁ、と思わせてくれた、素敵な絵本です♪

    投稿日:2016/04/09

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  • 幸せな気持ちに

    コーヒーが題材だけれど、まるでそこは生き生きとした世界。
    とっても不思議な雰囲気です。
    そしてその世界が、実は自分が小さい頃(でいいのかな?)に描いた世界であったということ。
    ここの部分が一番感動しました。
    まさに今、小さい子どもたちを育てている中で、日々、不思議な世界を垣間見ている私。
    だからこそこの物語もとっても身近に感じることができました。
    うまく表現できませんが、本当に幸せな気持ちになれた本でした。
    レビューコンテストがなければ読まなかったと思うので、出会いに感謝です!

    投稿日:2016/04/13

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