これは、うちのおとと(パパ)がお気に入りの一冊。
言葉と想像の食い違いが面白い絵本です。
ちかてつのサブちゃんは地下の世界しか見たとこがありません。
一体、地上ってどんな世界だろう?
ーーーーーそんな風に思っていると、
各都道府県を走る電車たちが自分たちが知っている地上の世界の話をサブちゃんにしてくれるのです。
例えば、
半蔵門線さんが
ビルについて教えてくれます。
「地上には大きな箱みたいなビルがあって、そこにたくさんの人間がいるんだよ」
と聞いたサブちゃんはどんな想像するでしょう?
まさかの白い大きい紙箱に人がいっぱい入ってるように想像してしまったんです。
ここから、もうサブちゃんの頭の中の地上はえらいこっちゃになってきます。
飛行機は、
大きい鳥に人間がしがみついていたり、
空には、
大きなクモが浮いていたり、
動物園は、
珍獣園になってたり、
もうはちゃめちゃ。
息子もこんな動物おらんでー!
きりんーーー!!!笑
と笑っていました。
こんな地上は行きたくなーいと、地下鉄のサブちゃんは自分のお仕事を頑張ることに決めたのです。
いつかサブちゃんが本当の地上の世界を見ることになったら、びっくりするでしょうね。
私もサブちゃんが想像する地上には行きたくないなー。笑
ちなみに、サブちゃんに地上について教えてくれる電車たちは、
その土地の地方の言葉でしゃべっているので、方言も楽しい絵本でした。