『こびとづかん』の小人もまだまだ人気ですが、こちらの小人もいかがでしょうか。
みんなが知っているお話『こびとのくつや』に似ていますが、私的にはこちらの方がひねりが効いていて断然好みです。
ミレドーさんちは老舗の小さな楽器店、連日お客さんでにぎわっています。
大忙しのミレドーさんは楽器の手入れをする暇もありませんが、不思議なことに楽器はどれもピカピカ。それは、おじいさんから大事にするよう言われていた小さなたいこに住む、小人達のおかげだったのです。
そんなこととは知らないミレドーさんは、ある日小さなたいこを人に売ってしまい…?
知らぬこととはいえ、たいこを売ってしまったために巻き起こるドタバタが面白かったです。
どこに行っても一生懸命働く小人達。でも、やっぱり楽器屋さんにいるのが一番好きなんですよね。
教訓:おじいさんのいいつけは守りましょう!というところでしょうか(笑)
ミレドーさんも、この小さなたいこを次の後継者にちゃんと『たからもの』として語り継いでいかないといけませんね。
最後のページ、並んで眠っている小人達の姿がとても可愛かったです。
たくさん働いて、お疲れさま。