本が大好きな男の子のスキッパーをはじめ、おしゃべりで気分屋のふたご、仲の良いポットさんとトマトさん夫婦などなど。こそあどの森の楽しい住人たちと毎回起こる不思議な事件の物語のシリーズ3作目です。
この登場人物が、誰を主人公にしても物語が作れちゃう!というほど個性豊かなのです。そして岡田先生の話はどれもそうなのですが、お話のからくりがとてもよく考えられていて最後まで楽しめます。
読み始めると止まらなくなり、長編の児童書を読み始めるきっかけになった私の思い出の本です。
こそあどの森シリーズはどれもほのぼのしていて読み終わった後の余韻がとてもよいのですが、中でもこの作品は他のシリーズと比べて少しロマンチックな物語になっており、小さい子だけでなく大人の人にもおススメしたい大好きな作品です。
毎回細かな設定が描かれた挿絵も素敵で、本当にこんな森があったら絶対住んでみたい!と思ってしまいますよ。