「おほしさま かいて!」
という誰かの声に導かれ、それは始まります。
絵描きが描いた星がそうだったように、絵描きが描いた絵が次々と、
「〜 かいて」とお願いするのです。
声に導かれるままに、絵を描き続ける絵描きの少年。
いや、青年。いやいや、おじいさん??
作者であるエリック・カール自身が見た、流れ星の夢が
きっかけとなり作られた絵本とのことで、内容も夢心地な感じで
まとまっています。
絵描きがもう一度、星を描いた時、その星と絵描きが
夜空を永遠に旅する形でお話がおわるのですが、それって、
絵描きが永遠の眠りについたってこと??
絵を描き続けた絵描きの一生を感じさせる気がして、
いろんな見方の出来る絵本だなって思います。
星の描き方があるので、純粋に子供も楽しめる内容ですが、
大人が読めば考えさせる、そんな一冊です。
絵は相変わらず、色鮮やかでステキです。