ロンドンの西、ブリストル近郊の会社員夫婦と2人の子どもたちの家庭をモデルに、イギリスの庶民の日常の食事、四季の暮らしや行事に関する食文化、地域別の違いなどを紹介する絵本。巻末にレシピと解説付き。
世界的に評判の悪い(らしい)イギリス料理。
見た目は非常に魅力的だが、味のほうはどうなのか…林望氏の随筆で、煮過ぎてくたくたになった野菜、ごっとごとのだっまだまの粉っぽいホワイトソースなどの「現地での実体験」を読み、やはりまずいのだと思っていた。が、同書にはその辺にふんだんに成っているりんご、なみなみと提供される紅茶と軽食(軽食の域を超えていて、余裕で持ち帰り用までつくボリューム)、実は美味しい家庭料理なども紹介されていた。
本当は美味しいらしい。
この絵本では、育ち盛りの子どもがいる家庭での毎日の食事。代わり映えしないメニュー、厳しいマナー、太りそうな献立…あまり私にとっては魅力的ではない印象。朝食が毎日シリアルなんて!
お茶に関しては、羨ましい。何度もお茶の休憩があり、楽しそうだ。ベッドの中で早朝にお茶を飲む習慣などは、ちょっと素敵だけど、実際に私がやったら布団を汚しそうだ。いろんな歴史がある国だけに、食文化も非常に個性的で面白い。
一度行って住んでみたい。