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半田市の新美南吉コーナーにあったので、図書館から借りてきま した。「里の春、山の春」と、「でんでんむし」の2編が収録されてま した。野原にはもう春がきていました。桜が咲き、小鳥は泣いて おりました。坊やの鹿が一人で山の中を遊んで歩きまわっている と、「ぼォん」と、柔らかな音につられてどんどん山を下りていきま した。人間のおじいさんに桜の花を小さい角に結んでもらって、 「さァ、かんざじをあげたから、日の暮れないうちに山へおかえり」 優しいおじいさんで、ほっとしました。小鹿親子の会話もいいなあ とおもいました。でんでんむしは、殻の描き方が素敵でした。
投稿日:2020/01/07
「木の祭り」の隣に この本があり 違う絵の担当ながら こちらも素敵・・・ 「里の春、山の春」は 確かに知らない、経験したことのない『春』を 教えるのって、難しい! お父ちゃん、お母ちゃん、そして やさしい人間のおじさん なんとも心がほんわかして 心にも春が来た感じです 「でんでんむし」は 「おかあさま」ですよ(^^ゞ こちらも「知らない」ことに対して おかあさまがやさしく説明してくれます でも、わからないことはわからない!と 素晴らしい・・・ そして、保坂氏による 「南吉文学と母親像」について 読んで、びっくり・・・ 繊細な作品がうまれた訳が ちょっぴりわかったように思います 乳幼児期の大切さ 成長に於ける、感性の発達には 母親との関わりは本当に重要かと・・・ 古さを感じさせない 日本らしい「おはなし」を 楽しめます
投稿日:2012/02/07
前半は鹿、後半はでんでんむしのお話。 特に奇をてらった面白さはないですが、春らしくほのぼのしたあたたかいお話です。 3歳の子供に読みましたが3歳後半か4歳くらいからが適しそうです。3歳前半の娘は一応読んでいましたがちょっと長かったようです。
投稿日:2011/03/27
春を感じる絵本です。 冬から春に移り変わる季節、読み聞かせの導入にぴったりではないでしょうか。 何げない会話に、親子の愛情がふうんわりと立ちのぼります。 絵もその情景を優しく描き出しています。
投稿日:2005/03/07
「里の春、山の春」と「でんでんむし」の2話がおさめられています。 いずれもとても美しく、静かな印象を受けるお話です。 「里の春、山の春」は 春や花をはじめて知った子鹿に優しく教える両親鹿のあたたかいまなざしや優しい口調が、 「でんでんむし」ははじめて見るもの全てに好奇心旺盛のでんでんむしの赤ちゃんに、 愛情のこもった優しい言葉で答えるおかあさんでんでんむしの姿が、 いずれもとても印象的に描かれていました。
投稿日:2004/02/28
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