みはるは保育園のときの先生のうちに
赤ちゃんが生まれたのでお祝いに行くことにしました。
友達みんなそれぞれが考えたプレゼントを持ってきました。
ワッペン、絵本、おもちゃのお鍋、自分で作ったガラガラ、
どれも子どもらしくて赤ちゃんを思って選んだ
素敵なプレゼントでした。
なかでも、しょうたはクレヨンを持ってきて
「あかちゃんの絵を描く」というアイデアはなるほど!です。
さらに、先生と石蹴りしたときの思い出の小石、
草笛を持ってきたのはあいらちゃん。
あいらのスリランカのおじいちゃんに教えてもらった草笛でした。
みんなが揃って上田先生のうちに着きました。
赤ちゃんを抱いて迎えてくれたのは、男性でした。
そうですよね。保育園の先生は女性とは限りませんよね。
この絵本は男らしさ女らしさに縛られない
「ジェンダーフリー」を題材にしています。
それぞれが持ってきたプレゼントは
それぞれが大切に思っているもので、
先生はそれをちゃんと受け入れてくれました。
受け入れることで、子どもたちの個性は認められ
活きた個性となったのです。
テーマはありますが教育じみた内容ではないので深く考えず
普通の絵本と同じように幼児から読める絵本だと思います。