アフリカのもっとも貧しい国のひとつマラウィでは、2001年、雨が降らず主食のトウモロコシが育たなかった。作物が実らないと、お金も入らず、主人公のウィリアムは学校を辞めざるをえなかった。それから、図書館に通い、化学の本を見る。
ガラクタを集めて、馬鹿にされながらも風車を作り上げる!
風車は、電気をうみだしたり、水をくんだりすることが出来ると、村人に喜ばれたと言う、実話。
四年生になる娘のクラスで読みました。
ちょうど、最近、理科の授業で、豆電球に灯りをつける勉強をしてたので、ウィリアムの電球が輝いた時の喜びも分かるかな?と思いました。
生徒は、静かによく聞いてくれてました。
ただ、私が退室した後、先生が生徒に、
「ちょっと難しい話だったね〜。分かった人!?」
で手をあげたのが、半分位だったそうです。。。
考えてみれば、日本でも震災があり、原発を辞めると言ってたりしますが、その代わりは?と答えられる生徒が、4年生にいるかどうか。
私は、主人の実家の方で、風力発電を見、知ってましたが、知らない生徒がほとんどかな?と思いました。
4年生には、少し早かったと思いますが、ウィリアムが、最後まで諦めず、成功を掴む素晴らしさを伝えてくれる素敵な絵本だと思います。