「 ジェニーのぼうし」 大人が読んだ みんなの声

表紙のイラストを見て、すでにニンマリと笑ってしまいましたが、とっても面白い絵本です！！
自分にとっての理想なもの、ぴったりなもの、そんなことを考えさせられる絵本でもありました。
「らしさ」って、すごくいいものですね。
面白いユーモアのある絵本です。

図書館の新着コーナーで見つけました。
プレゼントにもらったシンプルな帽子が気に入らなかったジェニー。自分好みの帽子はどんなのだろうと考えます。
コラージュを使ったおしゃれなイラストばかりで、ページをめくるのがとても楽しかったです。
ジェニーが考えた「すてきなものばかりのったぼうし」は、本当に素敵でした。

表紙に描かれた帽子を見ながら、その帽子の意味を考えなから表紙を開いたら、想像できなかったお話で驚きました。
出てくる町の人が誰も、花いっぱいの独創的な帽子を被っているのには驚きましたが、ジェニーに贈られた無色の帽子にももっと驚きました。
泣きたくなるような帽子を、素晴しいものに変えてくれたのは、日ごろ餌をあげていた鳥たちでした。
鳥たちのしたい放題にも思えますが、キーツの作画手法が冴えわたっているので素晴らしい絵本になりました。

ジェニーはおばさんからのプレゼントの帽子は気に入りません

それはね　ジェニーがとっても素敵な帽子を描いていたのですね

おもしろい発想です

ジェニーは小鳥たちにパンくずをあげるのが好き　

ジェニーは教会で　ステキなきれいな華やかな帽子をかぶっている人たちを見て　あこがれました
ジェニーはおばさんにもらった帽子をかぶっていったのですが

小鳥たちが集まってきて　　きれいなお花や　飾りをつけてくれたのです
ジェニーの帽子は　世界に一つしかない　小鳥たちの集めてくれたステキなステキな帽子です

おもしろいね〜　　ジェニーかわいいよ！
大切にしてね！　

私の今は亡き母はぼうしが大好きでした。今も形見としておしゃれなぼうしを大切にしています。それだけにこの本は興味深く読ませて頂きました。これはとても面白くて、心地よいお話です。この本を読みながら、あらためて幸せとは何かを考えました。私はぼうしが大好きです。毎日、ぼうしを被っています。これは素晴らしいお話だと思います。

主人公のジェニーは、毎週土曜日の午後３時に鳥たちにエサをあげる、優しい女の子です。
そのジェニーが、おばさまから帽子をプレゼントされました。
でもその帽子は、期待していたのとは全く違うシンプルなものでした。
とてもがっかりしたジェニー。
でも翌日、その帽子を被って教会を出ると、鳥たちが飛んできて……。

最近、与える人は幸せになるという言葉をよく聞きますが、この絵本は、まさにそのことを言っているようです。
だって、鳥たちにエサを与え続けてきたジェニーは、鳥たちのおかげで幸せになったのですもの。
見返りを期待せずに与え続けるのは難しいですが、出来る範囲でしてみようと思いました。