ちょっと変わった風合いの紙質が、赤羽さんの素朴で繊細な絵にぴったり合っていて素敵です。
方言での語り口が、4歳の娘には少し難しかったようです。これがいいんですけどね。私自身は気持ちよく読みました。
ストーリーは昔話の王道といった雰囲気で、いいおじいさんと悪いおじいさんが出てきて、もちろん悪いおじいさんはひどい目に遭います。別にそれほど悪くないのになぁと思う悪役おじいさんもいる中、このおじいさんは本当にひどいので、まあこんな結末になるのも仕方ないですね。
ただ、妙にセクシーな姿でおじいさんの帰りを待っていたおばあさんはちょっとかわいそうかな(笑)。