さすが、ロングセラーだけあって子供は大好きです。いろいろな職場で断られながらも、最後は幼稚園をひらいて大成功というハッピーエンドストーリーと覚えやすい言い回しが良いようです。
特に くつやのくーさん、じどうしゃこうじょうのじーさんなどの分かりやすいネーミングが子供のつぼにはまり大うけでした。(笑うような絵本ではないように思いますが)
また、堀内さんの絵が素敵で、自分も子供のころから表紙の絵が頭に焼き付いています。
私は、「良かったね」と単純に思えない深いものを感じました。
うまく言い表せませんが、ぐるんぱがうだつのあがらない一人の大人のように思えて、彼が転々と職を変え、やっと自分に会う職業にたどりついたように感じてしまって、なぜか切ない思いになりました。とにかく、うまくいったようなのでいいのですが。
と、そんなことは子供は思ってないので単純に楽しめる絵本です。