仕事を終え、暗くなる頃4歳になる娘を保育園に迎えに行きます。この本を読んでからその帰り道、娘と手をつなぐのが楽しみになりました。今までは何気なくつないでいたけれど、お互いの手の温かさを愛おしく感じるようになった本でした。読んでみると、ぽかぽか暖かくなったのは心。娘はこの本を読んで、「てぶくろ」の本みたいに手をつなごう?と顔を見上げてくるようになりました。そんなわけで、娘はすっかり手袋をしなくなりましたが、人とつながる温かさを教えてもらった1冊です。娘は今はまだよちよち歩きの弟と私と3人で手をつないでまんまるになるのを楽しみにしています。私にとって、この本そのものが手袋のようにそっと心を包んでくれる存在でした。大人にもぜひ読んで欲しい1冊です。誰かと手をつなぎたくなりますよ!