小学校低学年くらいのころ発見されやすい発達障害ADHDを
分かりやすい絵本の形で紹介してくれているシリーズです。
この本の主人公デイビッどは本人いわく「じっとしれられない病」正式には「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」という障害です。
このデイビッドのすごいところは、自分が“じっとしていられない性分”なのだということを理解していて、それをしないためにはどうしたらいいかを自分で考えだしたところなのです。
それがデイビッドの「解決救急箱」!
例えば、じっとしれいられなくなりそうになったら「ストレスボールを」握る。
(これは、実際に取り入れている学校が聞いた気がします)
例えば、紙に書いて、○○をすると形で合図する。
(これも確か、取り入れていますよね)
こういうことを考えられるところが、天才的な力も秘めている学習障害なのだな〜と、思いました。
後書きに詳しいことは書いてありませんが、この絵本に登場する子どもたちにはたぶんモデルとなる子がいて、絵本で紹介されているようなトラブルや解決方法があったのだろうと思います。
とても読みやすく親しみやすいシリーズです。
同年代のお子さんたちも、指導・支援する学校関係の方々もぜひ読んでもらいたい作品です。